ホノルル3日目(2007.4.14)



今日は「The Bus」で島内一周の予定のため時間を節約して、朝食は宿泊ホテルの「ピカケ・テラス」で済ませた。


ピカケ・テラス

朝食は食材も豊富で日本食もありご飯や漬物がとても美味しかった。

部屋に戻り準備を整えた。

事前調査では島内一周するには何回かバスを乗り継がなければならないらしい。

そのことが少々不安だったが、ガイドブックを持参してホテルを出発した。

まずクヒオ通りのバス停から「アラモアナ・センター」へ行くため8番19番20番47番のバスを待った。

20番のバスが来たので乗車し「アラモアナ・センター」まで行った。

次に52番のバスで「ハレイワ」まで行く予定だが52番のバスがどこから出ているのか確認してバスを待った。

約20分後52番のバスが来て乗車した。

このコースは8年前「ドール・パイナップル・プランテーション」に行くため乗車した。

車窓を見ながら8年前の思い出がよみがえってきた。

バスは順調に走り「ドール・パイナップル・プランテーション」が見えてきたとき夫が

『降りる?』

と聞いてきた。

私は「ドール・パイナップル・プランテーション」の「ガーデン迷路」が少々気になったが今回はパスすることにして

『降りない!』

と返事をした。

バスはカメカメハハイウエイを北に走った。

私は「るるぶハワイ‘07」の「ハレイワ」情報から「マツモト・シェイブアイス」を食べ「ノース・ショア・マーケット・プレイス」で買い物をし「ハレイワ・ジョーズ・シーフード・グリル」で食事をする予定だった。

「ハレイワ」のバス停は非常にわかりにくく、たまたまバスが停車した所が「ハレイワ」らしく夫は近くにいる人にここが「ハレイワ」かと訪ねるとそうだと答えが返ってきたので急いでバスを降りた。

しかし降りた場所は小さな商店が道の両側に何軒かあるだけで人々もほとんどいない所だった。

バス停のまわりを散策すると木陰に車の屋台が止まっていた。


ノースのエビ屋台

約8年前にスカイパーフェクトTVのオキドキチャンネルで「マリリン・イン・ハワイ」と言う英語と旅の番組があり、そこで「ノースのエビ屋台」のレポートを見たのを思い出した。

その時に何時か絶対行きたいと思っていた事がたまたま今実現すると思うと心臓がドキドキした。

テレビで見た時のように、屋台の前にはテーブルが何台かありエビを食べている人や注文している人達でにぎわっていた。


ノースのエビ屋台

私も夫をさそって早速エビの炒め物を注文した。

一皿にご飯二盛りとエビの炒めものが1ダース盛られていた。


エビの炒め物

ご飯はそこそこだったがエビは非常に美味しかった。

夢で終わってしまうと思っていた事が実現して最高に幸せだった。

結局そこは屋台以外見るところもなく、屋根付きのバス停で30分近く待って再び52番のバスに乗車した。

座席に落ち着いて車窓から外を見るとショッピングセンターのような町並みにバスは入った。

ひょっとするとこの辺が私の来たかった所だったのかと残念がっている間にバスは走りすぎて行った。

でももしこちらで降りたら屋台のエビは食べられなかったであろうと思い、またいつか来ればいいと自分に言い聞かせた。

バスはさらに北上して「サンセットビーチ」を通り折り返しの「タートルベイヒルトン」に着いた。

運転手はエンジンを止めバスから降りてどこかに行ってしまった。

私達乗客が不安そうにしていると、5分ほどで戻ってきて、再びバスは走り始めた。

左側に海を眺めながら南下し「ポリネシア・カルチャーセンター」を過ぎたころ私は「CROUCHING LION INN」の看板を車窓から探した。

「CROUCHING LION INN」とはレストランの名で、これも「マリリン・イン・ハワイ」のレポートで見たことがあった。

ここも下車できたらいいなと思いながら車窓を見ていたら「CROUCHING LION INN」の大きな看板とテレビで見覚えのあるレストランが車窓から消えて行ってしまった。

私は急いで夫にここで降りたいと言うと夫は

「え〜!」

と言う顔をして下車の合図のひもを引いてくれた。

下車した停留所は「CROUCHING LION INN」から2つも先だったが、カメハメハハイウエイの海側を歩いて「CROUCHING LION INN」に向かった。

途中、海辺に行けそうな土手を降りて写真を撮ったり、景色を眺めたりしながら、憧れの「CROUCHING LION INN」に到着した。


カメハメハハイウエイ沿いの海

CROUCHING LION INN

「CROUCHING LION INN」は屋内とテラス席があったが、私はもちろんテレビで見た時と同じテラス席に決めた。

そしてえびの料理をオーダーした。


CROUCHING LION INNのメニュー
エビ料理

そこは海が見渡せる素晴らしい眺めの席だった。

夫がウエイトレスに

『素晴らしい眺めだ!』

と言うと彼女は

『私はいつも見ているから』

と笑っていた。

食事を済ませ、レストランの名前にもなっている「ねそべっているライオンの岩」を写真に撮ろうとあたりを探していると、ちょうど55番のバスが来てしまった。

結局写真は撮れずバスに乗車した。

次の乗り換えは「ヌアヌ」で、そこから「カイルアビーチ」「ハナウマ湾」を通ってワイキキに戻る予定だった。

夫はバスの運転手に「ヌアヌ」で降ろしてくれるようたのんだ。

バスには数人しか乗っていなかった。

バスは「チャイナマンズ・ハット」とよばれる小島や「クアロア・ビーチ・パーク」を見ながら走った後、山側の道になり小さな町並みが見え始めた坂道を上がったところで停車した。

運転手は「ヌアヌ」で、あることを知らせてくれた。

下車する私達に運転手は乗り換えの場所を丁寧に説明してくれた。

しかし私にはとても分かり難く、夫がいなかったらお手上げ状態であろうと思った。

乗り換えのバス停は屋根付きで、近くには住宅が何軒かあった。

57番のバスを待っていたが一向に来る気配がなく心ぼそくなったころ夫婦と子供の3人がバス停にやってきた。

すると間もなく57番のバスが来て乗車した。

57番のバスは海側を走ったり住宅街を一周したりしてローカルな雰囲気を味あわせてくれた。

予定では「シーライフパーク」で乗り換えて22番のバスで「ワイキキ」に戻るはずだったが、いつのまにか「ダイヤモンドヘッド」を通り過ぎていた。

そして「カピオラニパーク」に着くと全員バスから降ろされ、「ワイキキ」まで行く人は次に来るバスに乗り換えるよう言われた。

夫は運転手に

『トランスファーチケットがない』

と言うと2枚くれた。

22番のバスが来たのでチケットを使って「ワイキキ」に戻った。

「ワイキキ」は夕日が沈み、明かりが付く時間になっていた。

島内一周は一人 $6 とトランスファーチケットで一日楽しむことが出来た。

予定とは違った楽しいハプニングがあったことで、またいつか島内一周に挑戦したいと思った。

夕食はアロハタワーの「ゴールデン・ビアシュー」に行くため、クヒオ通りのバス停で19番 20番 47番のバスを待った。

20番のバスが来て乗車した。

途中地元の学生が数人乗車してきた。

夫はその中の一人に「アロハタワー」で降りたいので降車の合図をしてくれるよう頼んだ。

青年のおかげで無事「アロハタワー」で下車した。

しかし夜の暗さで「アロハタワー」の正面はとても分かり難かった。

「ゴールデン・ビアシュー」はすぐわかり、案内もオーダーもスムーズだった。


ただ事前調査の無料サンプラービールがなく、コース料理を注文した場合有料サンプラービールがオーダーできるとのことで、事前調査不足を反省した。

しかし夫はオリジナル地ビールをオーダーして満足そうだった。

私はオレンジジュース、ダンプリング、クラブ&アボガドディップをオーダーした。

夫はほうれん草のガーリック炒めを

『ガーリックを少なめに!』

と、こだわりのオーダーをした。

ウエイトレスはオーダーをメモし笑顔で厨房に向かった。


ゴールデン・ビアシューのメニュー

ダンブリング

アボガドディップ

ほうれん草のガーリック炒め

料理ははとても美味しく、店員も皆フレンドリーだった。

帰路はタクシーで「アラモアナ・センター」に寄りトロリーを使ってホテルに戻った。

念願だった島内一周をして大満足の一日であった。