36864.餌時間知りてあぎとふ冬の鯉 返信 引用
名前:有亭 日付:2011/12/26(月) 8:19
先生皆様おはようございます。宜しくお願いいたします。
職場に小さい池がありそこに鯉が沢山います。
管理部が飼育を担当していて毎朝餌やりがあります。
その時を知っているかのように集まってくる鯉は水から顔まで出してぱくぱく口を動かします。
質問です。
「冬の鯉」の下五を「春の鯉」「夏の鯉」「秋の鯉」でも使えそうです。
このような場合素材として没にすべきでしょうか?
あるいは「あぎとふ鯉」にして季語を使った方がよいでしょうか?
「風冴ゆる」の季語で「餌時間知りあぎとふ鯉や風冴ゆる」にしてみましたが。
これも春夏秋の季語を使えますね。何だか分けが分からなくなってきました。済みません。宜しくお願いいたします。
http://shashin-haiku.jp/blog/187
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36875.Re: 餌時間知りてあぎとふ冬の鯉
名前:鴻風 日付:2011/12/26(月) 10:43
有亭さん、こんにちは^−^
先に質問に対する考えを書きますと、
「冬の鯉」は本来鮒や亀と同じく冬眠しているのが本来の姿です。
したがって、動作がにぶいものですね。ただ飼われている鯉は、
餌も与えられ冬眠しなくとも生きていけるわけですね。
これに対し、春から夏にかけては稚魚の泳ぎなども素早く、
生き生きとしています。
したがって、「冬の鯉」とそれ以外の、たとえば「春の鯉」では
読者の受け取り方が違ってきますので、「冬の鯉」は立派に成立するわけです。
よろしいでしょうか。
俳句ですが、
・餌時間知りてあぎとふ冬の鯉
・餌時間知りあぎとふ鯉や風冴ゆる
2句並べてみました。下の句は俗に言う「詰め込み過ぎ」です。
上の句の方が下の句に比べ数段上になっています。
ただ、kouとしては「て」が説明的だと思えるのです。
ですが、秀吟です。