1日目(21年4月13日)

羽田空港からとかち帯広空港へ向かうJALの座席は半分が空席だった。
飲み物が運ばれて来たので昼食用に買っておいたサンドイッチを食べているとFAが
「お手拭きが必要でしょう」
とウエットティッシュのおしぼりを持ってきてくれた。
空いている機内の仕事はFAの方にも余裕のあるサービスが出来るのだと思った。
(JALのFAの方達はどんなときも余裕あるサービスをしているでしょうけど)


羽田空港

とかち帯広空港は航空機が1台もない小さな飛行場であった。
空港のロビーで斜里バスのガイドFさんと阪急交通社の添乗員Mさんが待っていた。
ガイドのFさんは超ベテランガイドさんで話がとても上手だった。
そして物知りで4日間とても勉強になり楽しく観光することができた。
添乗員のMさんは初々しさが残る若いお嬢さんで一生懸命に仕事をしていた

とかち帯広空港内

ここでツアーの皆さんと顔を合わせた。
人数は40名でその内男性が11名、女性が29名、ご夫婦は7組、母娘は4組、であった。

空港を出ると良いお天気で上着を脱ぐほどの暖かさでびっくりした。
ガイドさんも今日は異常な気候だと言っていた。


とかち帯広空港

バスに乗り一路足寄へ向かった。
十勝平野は雪が消え何町歩という広大な畑が一面に広がっていた。
ガイドさんはこれらの畑は芽がでるまでなんの畑だか分からないと言っていた。
でもたぶん小豆であろうとも言っていた。

十勝平野・車窓より

足寄に着き「あしょろ庵」で休憩と買い物。


足寄町物産市場

足寄は松山千春の故郷で休憩所では千春の曲が流れ、千春の若いころから現在の写真がパネルになって飾ってあった。
休憩所ではチーズケーキ、カマンベールチーズ、ししゃもの試食販売があった。
あしょろ庵の販売担当者はセールス上手でつい私も言われるままに買い物をしてしまった一人だった。
夫は小さい紙コップ1杯100円のワインの試飲をしたが購入はしなかった。


「あしょろ庵」試食販売

後日の18日にこのカマンベールチーズを食べようとしたときカビがところどころに生えていてびっくりしてあしょろ庵に電話すると原因はパックのなかになんらかの原因で空気が入ってカビたのだろうということでそれは処分するように、あらためて同じ物を郵送しますとしっかりした応対をしてくれた。
(当たり前と言えば当り前のことですが)

バスは足寄の町に入り千春の実家の看板などを見ながら阿寒湖に向かった。
ガイドさんは千春の自伝映画の話題にふれ撮影された場所などを説明しながらその映画を見るようにと勧めていた。

添乗員さんからは4日間のオプションについての説明があった。
2日目のソフトクリーム付き流氷館入場券。
2日目3日目の昼食と夕食。
4日目の昼食付き小樽観光。
の申し込み受付があった。

私は2日目のソフトクリーム付き流氷館入場券、2日目3日目の昼食、4日目の昼食付き小樽観光の合計15760円(2名分)のオプションに申し込みをした。

阿寒湖に近づくと残雪の木々の中に鹿を見つけてバスの中は大いに盛り上がった。
宿泊先のホテル御前水に着くと温泉の硫黄のにおいが漂っていた。


ホテル御前水 

阿寒のマンホール
                

部屋からは氷が張っている阿寒湖が目の前に右手には残雪の雄阿寒岳が見えた。


阿寒湖と雄阿寒岳

夕食まで時間があるのでアイヌコタンや土産物店の散策に出た。
夫は40年ぶりの阿寒湖やアイヌコタンを見て自分の若かりしころを懐かしんでいた。
夕食はこのツアーではこれが1回だけ付いているがこれが付いていなかったらどこで何を食べていいかわからないほど飲食店の看板は少なそうであった。
夫は夕食前に温泉に入ったが誰も入浴していず一人でゆったりと楽しんできたと言っていた。


ホテル御前水の夕食

私は夕食後温泉に入ったが10人ぐらいの人と2つの浴槽でゆったりと温泉を楽しんだ。