「新報俳壇」

コメンテーター
えのもとゆみ・東英幸・杉山久子・岡本亜蘇

2019年6月〜

俳号・村上ヤチ代

番号 掲載号 評価 俳句 季語 季節
17 2022年月 91号 初夏の大鍋大笊洗ひををり

はつなつのおおなべおおざるあらいおり
初夏
16 2022年6月 90号 東秀幸選・秀句
えのもとゆみ選・秀句
松の芯腹蹴り上ぐる胎児かな

まつのしんはらけりあぐるたいじかな
松の芯
15 2022年4月 89号 なし 春昴ナイキの靴に通す紐

はるすばるないきのくつにとおすひも
春昴
14 2022年1月 88号 なし 冬麗の裏返されるプランター

とうれいのうらがえされるぷらんたあ
冬麗
13 2021年11月 87号 東秀幸選・秀句 藪蝨円座に従妹又従妹

やびじらみえんざにいとこまたいとこ
藪蝨
12 2021年9月 86号 なし
絵日記の残る晩夏の頁かな

えにっきののこるばんかのぺいじかな
晩夏
11 2021年7月 85号 なし 夏の星スマホ画面の白白し

なつのほしすまほがめんのしらじらし
夏の星
10 2021年5月 84号 なし 球春や父の送球受く長女

きゅうしゅんやちちのそうきゅううくちょうじょ
球春
9 2021年1月 82号 なし
紅葉狩あなたの好きな塩結び

もみじがりあなたのすきなしおむすび
紅葉狩
8 2020年11月 81号 なし 水なしで二百十日の龍角散

みずなしでにひゃくとうかのりゅうかくさん
二百十日
7 2020年9月80号 なし 蛤になった雀とマーメード

はまぐりになったすずめとまーまーど
雀蛤となる
6 2020年7月79号 なし 五センチのハイヒール炎暑を闊歩

ごせんちのはいひーるえんしょをかっぽ
炎暑
5 2020年月78号 なし 乾し物は取り込みました春の雷

ほしものはとりこみましたはるのらい
春の雷
4 2020年4月77号 なし 寒弾を終へて粗茶粗菓振舞へり

かんだんをおえてそちゃそかふるまえり
寒弾
3 2020年1月76号 なし オリオンやサンドバッグの揺れる影

おりおんやさんどばっぐのゆれるかげ
オリオン
2 2019年11月75号 なし 新生姜肌まだ赤し新生児

しんしょうがはだまだあかししんせいじ
新生姜
1 2019年6月73号 なし 聞き做しを口遊みたる愛鳥日

ききなしをくちずさみたるあいちょうび
愛鳥日