回 |
兼題 |
季節 |
俳句 |
評価 |
コメント |
発表日付 |
259回 |
卒業 |
春 |
卒業の部活仲間の輪に顧問
そつぎょうにぶかつなかまのわにこもん |
並 |
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258回 |
磯巾着 |
春 |
磯巾着雨は紫色かしら
いそぎんちゃくあめはむらさきいろかしら |
人 |
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257回 |
春の夕焼 |
春 |
春夕焼散薬包むオブラート
はるゆうやけさんぽうつつむおぶらーと |
並 |
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256回 |
狐火 |
冬 |
狐火を見たか見ないか多数決
きつねびをみたかみないかたすうけつ |
並 |
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255回 |
鷹 |
冬 |
日輪に引けを取らざる鷹の空
にちりんにひけをとらざるたかのそら |
並 |
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254回 |
寒海苔 |
冬 |
投句忘れる |
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253回 |
鮫 |
冬 |
投句忘れる |
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252回 |
熱燗 |
冬 |
熱燗や父の福耳私にも
あつかんやちちのふくみみわたしにも |
人 |
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2020年12月3日 |
251回 |
嚏 |
冬 |
大いなる嚏や嚏また嚏
おおいなるくしゃみやくしゃみまたくしゃみ |
並 |
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2020年11月19日 |
250回 |
実紫 |
秋 |
投句わすれる |
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249回 |
秋晴 |
秋 |
投句わすれる |
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248回 |
唐辛子 |
秋 |
唐辛子包む朝鮮日報紙
とうがらしつつむちょうせんにっぽうし |
人 |
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2020年9月24日 |
247回 |
野分 |
秋 |
野分来て家屋に声のような物(やうな物)
のわききてかおくにこえのようなもの |
人 |
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2020年9月10日 |
246回 |
藤袴 |
秋 |
投句わすれる |
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245回 |
蝉 |
夏 |
蝉聞きて真昼の情事哀れなり
せみききてまひるのじょうじあわれなり |
並 |
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2020年8月6日 |
244回 |
プール |
夏 |
コーチを囲むプールに笑顔の波
こーちをかこむぷーるにえがおのなみ |
並 |
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2020年7月16日 |
243回 |
翡翠 |
夏 |
翡翠の残像色の飛び立てり
かわせみのざんぞういろのとびたてり |
並 |
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2020年7月2日 |
242回 |
梅雨寒 |
夏 |
梅雨寒の赤きネオンや歌舞伎町
つゆざむのあかきねおんやかぶきちょう |
人 |
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2020年6月18日 |
241回 |
鰻 |
夏 |
鰻食ぶ姪も二人の子等を生す
うなぎたぶめいもふたりのこらをなす |
人 |
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2020年6月4日 |
240回 |
姫女苑 |
夏 |
投句忘れる |
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239回 |
春暖 |
春 |
春暖の御襁褓外しの始まりぬ
しゅんだんのおむつはずしのはじまりぬ |
並 |
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2020年4月23日 |
238回 |
ボートレース |
春 |
競漕の川風の滑らかに吹く
きょうそうのかわかぜのなめらかにふく |
並 |
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2020年4月9日 |
237回 |
蒸鰈 |
春 |
投句忘れる |
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236回 |
蕨餅 |
春 |
男系の中心に母わらび餅
だんけいのちゅうしんにははわらびもち |
人 |
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2020年3月12日 |
235回 |
麦踏 |
春 |
投句忘れる |
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234回 |
寒椿 |
冬 |
雄鶏の雌鶏を呼ぶ寒椿
おんどりのめんどりをよぶかんつばき |
並 |
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2020年2月13日 |
323回 |
冬眠 |
冬 |
冬眠の山はつかなる息遣い(ひ)
とうみんのやまはつかなるいきずかい |
並 |
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2020年1月30日 |
232回 |
雪女 |
冬 |
優しさに解けてしまい(ひ)ぬ雪女
やさしさにとけてしまいぬゆきおんな |
並 |
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2020年1月16日 |
231回 |
鱈場蟹 |
冬 |
偶数は二で割れる数鱈場蟹
ぐうすうはにでわれるかずたらばがに |
並 |
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2019年12月19日 |
230回 |
落葉 |
冬 |
落葉踏む色と音色のハーモニー
おちばふみおととねいろのはーもにー |
並 |
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2019年12月5日 |
229回 |
初冬 |
冬 |
初冬の手を滑りたる下足札
はつふゆのてをすべりたるげそくふだ |
人 |
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2019年11月21日 |
228回 |
檸檬 |
秋 |
レモン沁む親不孝てふささくれに
れもんしむおやふこうてうささくれに |
並 |
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2019年11月7日 |
227回 |
茸 |
秋 |
荷卸は朝取り茸道の駅
におろしはあさどりきのこみちのえき |
並 |
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2019年10月24日 |
226回 |
重陽 |
秋 |
重陽の相槌を打つ聞き上手
けいちょうのあいずつをうつききじょうず |
並 |
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2019年10月10日 |
225回 |
竜田姫 |
秋 |
竜田姫強行軍もまた一興
たつたひめきょうこうぐんもまたいっこう |
並 |
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2019年9月26日 |
224回 |
秋薔薇 |
秋 |
宅配の三輪バイク秋の薔薇
たくはいのさんりんばいくあきのばら |
並 |
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2019年9月12日 |
223回 |
轡虫 |
秋 |
まじまじと夫の寝顔や轡虫
まじまじとつまのねがおやくつわむし |
並 |
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2019年8月29日 |
222回 |
鱧 |
夏 |
往復の陸路空路や祭鱧
おうふくのりくろくうろやまつりはも |
並 |
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2019年8月1日 |
221回 |
空蝉 |
夏 |
空蝉の爪に残るる生気かな
うつせみのつめにのこるるせいきかな |
並 |
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2019年7月18日 |
220回 |
楊梅 |
夏 |
楊梅や子の目輝く読み聞かせ
やまももやこのめかがやくよみきかせ |
並 |
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2019年7月4日 |
219回 |
罌粟坊主 |
夏 |
子を叱り共に涙す罌粟坊主
こをしかりともになみだすけしぼうず |
並 |
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2019年6月20日 |
218回 |
蟇 |
夏 |
蝦蟇の眼や巷の噂など知らん
がまのめやちまたのうわさなどしらん |
人 |
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2019年6月6日 |
217回 |
水鉄砲 |
夏 |
水鉄砲撃たれて死んでまた生きて
みずてっぽううたれてしんでまたいきて |
並 |
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2019年5月23日 |
216回 |
桜鯛 |
春 |
桜鯛稚の名久し内祝
さくらだいややのなひさしうちいわい |
並 |
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2019年4月25日 |
215回 |
サイネリア |
春 |
絡ませるタンゴのヒールサイネリア
からませるたんごのひーるさいねりあ |
並 |
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2019年4月11日 |
214回 |
柏落葉 |
春 |
柏落葉象の形の滑り台
かしわおちばぞうのかたちのすべりだい |
並 |
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2019年3月21日 |
213回 |
ていれぎ |
春 |
ていれぎや名脇役の入る鬼籍
ていれぎやめいわきやくのいるきせき |
並 |
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2019年3月7日 |
212回 |
ほうれんそう |
春 |
CMの間に菠薐草を茹でる
しーえむのまにほうれんそうをゆでる |
並 |
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2019年2月28日 |
211回 |
うらうら |
春 |
うらうらやちゆつちゆちゆつちゆと乳を吸ふ
うらうらやちゆつちゆちゆつちゆとちちをすう |
並 |
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2019年2月7日 |
210回 |
鮃 |
冬 |
今日は鮃のフィッシュ・アンド・チップス
きょうはひらめのふぃっしゅあんどちっぷす |
並 |
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2019年1月31日 |
209回 |
雪兎 |
冬 |
雪兎玩具箱には仕舞はれぬ
ゆきうさぎおもちゃばこにはしまわれぬ |
並 |
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2019年1月17日 |
208回 |
枇杷の花 |
冬 |
賞罰の無き履歴書や枇杷の花
しょうばつのなきりれきしょやびわのはな |
人 |
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2018年12月20日 |
207回 |
重ね着 |
冬 |
重ね着のころころころと小さき母
かさねぎのころころころとちさきはは |
並 |
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2018年12月6日 |
206回 |
炬燵 |
冬 |
世話物の睦む二人の炬燵かな
せわもののむつむふたりのこたつかな |
並 |
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2018年11月22日 |
205回 |
胡桃 |
秋 |
胡桃割る喜怒哀楽に見える顔
くるみわるきどあいらくにむえるかお |
並 |
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2018年11月8日 |
204回 |
色鳥 |
秋 |
色鳥と派手に装ふ老人と
いろどりとはでによおおうろうじんと |
人 |
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2018年10月25日 |
203回 |
無花果 |
秋 |
危うくて熟れ残りたる無花果は
あやうくてうれのこりたるいちじくは |
並 |
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2018年10月11日 |
202回 |
無月 |
秋 |
酒臭き男衆仰ぐ無月かな
さけくさきおとこしあおぐむげつかな |
並 |
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2018年9月27日 |
201回 |
稗 |
秋 |
稗の酒大地の果てを旅役者
ひえのさけだいちのはてのたびやくしゃ |
人 |
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2018年9月13日 |
200回 |
鰯雲 |
秋 |
鰯雲バケツの水に飼はれをり
いわしぐもばけつのみずにかはれをり |
人 |
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2018年8月30日 |
199回 |
踊 |
秋 |
繋がつて円にならざる踊の輪
つながってえんにならざるおどりのわ |
並 |
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2018年8月16日 |
198回 |
夏草 |
夏 |
没 |
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197回 |
海の日 |
夏 |
海の日を行く中央自動車道
うみのひをゆくちゅうおうじどうしゃどう |
並 |
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2018年7月19日 |
196回 |
赤潮 |
夏 |
赤潮を眺めてをりぬ白き鷺
あかしおをながめておりぬしろきさぎ |
並 |
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2018年7月5日 |
195回 |
虹 |
夏 |
没 |
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194回 |
老鶯 |
夏 |
老鶯は高尾の森と言ふ近所
ろうおうはたかおのもりというところ |
並 |
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2018年6月7日 |
193回 |
初鰹 |
夏 |
初鰹旅の夜空は酒臭き
はつがつおたびのよぞらじはさけくさき |
並 |
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2018年5月24日 |
192回 |
蟻 |
夏 |
蟻好む道を作りて仕舞けり
ありこのむみちをつくりてしまいけり |
並 |
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2018年5月10日 |
191回 |
金盞花(きんせんか) |
春 |
投句忘れる |
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190回 |
三色菫 |
春 |
三色菫クピド矢を持て隠れをり
さんしきすみれくぴとやをもてかくれおり |
並 |
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2018年4月12日 |
189回 |
春潮 |
春 |
富士見坂上りて春の潮眺む
ふじみざかのぼりてはるのしおながむ |
並 |
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2018年3月29日 |
188回 |
薇 |
春 |
没 |
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2018年3月15日 |
187回 |
しゃぼん玉 |
春 |
人生はこんなものかもしゃぼん玉
じんせいはこんなものかもしゃぼんだま |
並 |
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2018年3月1日 |
186回 |
石蓴 |
春 |
石蓴採り江戸っ子として繋ぐ代
あおさとりえどっことしてつなぐだい |
人 |
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2018年2月15日 |
185回 |
ラグビー |
冬 |
ラグビーや我スタイルを貫きぬ
らぐびーやわかすたいるをつらぬきぬ |
並 |
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2018年2月1日 |
184回 |
探梅 |
冬 |
探梅の何時しか此処は獣道
たんばいのいつしかここはけものみち |
並 |
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2018年1月18日 |
183回 |
炭 |
冬 |
炭燃ゆる四人姉妹の読書会
すみもゆるいにんしまいのどくしょかい |
並 |
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2017年12月21日 |
182回 |
水涸る |
冬 |
水涸れてもう何日も口利かぬ
みずかれてもうなんにちもくちきかぬ |
人 |
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2017年12月7日 |
181回 |
鰭酒 |
冬 |
鰭酒やつつつつつつと動く椀
ひれざけやつつつつつつとうごくわん |
並 |
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2017年11月23日 |
180回 |
舞茸 |
秋 |
舞茸の好きな子に育てしは叔父
まいたけのすきなこにそだてしはおじ |
人 |
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2017年11月9日 |
179回 |
烏瓜 |
秋 |
烏瓜曾祖母祖母と九十九髪
からすうりそうそぼそぼとつくもがみ |
並 |
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2017年10月26日 |
178回 |
櫨紅葉 |
秋 |
髪染めの色は紫櫨紅葉
かみぞめのいろはむらさきはぜもみじ |
並 |
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2017年10月12日 |
177回 |
鰯 |
秋 |
鰯割く刃物めきたる指の先
いわしさくはものめきたるゆびのさき |
並 |
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2017年9月7日 |
176回 |
菊日和 |
秋 |
菊日和射的の玉の弾け飛ぶ
きくびよりしゃてきのたまのはじけとぶ |
人 |
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2017年8月31日 |
175回 |
蜩 |
秋 |
蜩に天気占ふ靴飛ばす
ひぐらしにてんきうらなうくつとばす |
並 |
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2017年8月17日 |
174回 |
夏越 |
夏 |
未投句 |
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173回 |
秋櫻子忌 |
夏 |
頂上の幾つもありて秋櫻子忌
ちょうじょうのいくつもありてしゅうおうしき |
並 |
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2017年7月20日 |
172回 |
日焼 |
夏 |
日焼子の風呂をあがりて白きとこ
ひやけのこふろwぱがりてしろきとこ |
並 |
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2017年7月6日 |
171回 |
白靴 |
夏 |
白靴の白き靴底走り去る
しろぐつのしろきくつぞこはしりさる |
並 |
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2017年6月22日 |
170回 |
芒種 |
夏 |
研ぐ米をきゅっきゅと鳴かせ芒種かな
とぐこめをきゅきゅとなかせぼうしゅかな |
人 |
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2017年6月8日 |
169回 |
青芝 |
夏 |
フロリダのスプリンクラー芝青し
ふろりだのすぷりんくらーしばあおし |
並 |
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2017年5月25日 |
168回 |
薄暑 |
夏 |
リコーダー吹く指先の薄暑光
りこーだーふくゆびさきのはくしょこう |
並 |
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2017年5月11日 |
167回 |
菜の花 |
春 |
菜の花や潮風肌に纏はるる
なのはなやしおかぜはだにまとわるる |
並 |
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2017年4月27日 |
166回 |
雲(季語・春の雲) |
春 |
空腹を満たす形の春の雲
くうふくをみたすかたちのはるのくも |
並 |
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2017年4月13日 |
165回 |
渡り漁夫 |
春 |
濁声で歌ふ演歌や渡り漁夫
だみごえでうたうえんかやわたりぎょふ |
並 |
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2017年3月30日 |
164回 |
蕨狩 |
春 |
蕨狩渓に笑ひの三賢者
わらびがりけいにわらいのさんけんじゃ |
人 |
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2017年3月16日 |
163回 |
蜂 |
春 |
蜂よお前も戦きて唸るのか
はちよおまえもおののきてうなるのか |
並 |
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2017年3月2日 |
162回 |
山焼 |
春 |
山焼くや善い事メモに書記す
やまやくやよいことめもにかきしるす |
並 |
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2017年2月16日 |
161回 |
鷹狩 |
冬 |
鷹狩や手乗り鸚哥のつぶらな眼
たかがりやてのりいんこのつぶらなめ |
並 |
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2017年1月30日 |
160回 |
熊 |
冬 |
熊語るムツゴロウ氏のど迫力
くまかたるむつごろうしのどはくりょく |
並 |
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2017年1月19日 |
159回 |
毛布 |
冬 |
倒さるるシャンプー台に膝毛布
たおさるるしゃんぷーだいにひざもうふ |
並 |
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2016年12月22日 |
158回 |
風邪 |
冬 |
子に飲ます風邪の薬をちよいと舐む
こにのますかぜのくすりをちょいとなむ |
人 |
|
2016年12月8日 |
157回 |
波郷忌 |
冬 |
息吸つて止めて波郷忌青き空
いきすってとめてはっぎょうきあおきそら |
人 |
|
2016年11月24日 |
156回 |
蘆刈 |
秋 |
蘆刈の口吸いされる刺の指
あしがりのくちすいされるとげのゆび |
並 |
|
2016年11月10日 |
155回 |
湿地茸 |
秋 |
料亭の賄食の湿地茸かな
りょうていのまかないしょくにしめじかな |
並 |
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2016年10月27日 |
154回 |
秋薊 |
秋 |
秋薊GAGAの片目の付け睫毛
あきあざみががのかためのつけまつげ |
並 |
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2016年9月29日 |
153回 |
胡麻 |
秋 |
歯間に潜む一粒の胡麻ありや
しかんにひそむひとつぶのごまありや |
並 |
|
2016年9月15日 |
152回 |
啄木鳥 |
秋 |
啄木鳥を仰ぎ見る子に喉仏
きつつきをあおぎみるこにのどぼとけ |
並 |
|
2016年9月1日 |
151回 |
鵙の贄 |
秋 |
午後一は保健体育鵙の贄
ごごいちはほけんたいいくもずのにえ |
並 |
|
2016年8月18日 |
150回 |
五月雨 |
夏 |
五月雨や読み上げ算の名調子
さみだれやよみあげざんのめいちょうし |
並 |
|
2016年8月4日 |
149回 |
月見草 |
夏 |
夜型の人間でした月見草
よるがたのにんげんでしたつきみそう |
並 |
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2016年7月21日 |
148回 |
冷麦 |
夏 |
冷麦の赤の一本譲ります
ひやむぎのあかのいっぽんゆずります |
並 |
|
2016年7月7日 |
147回 |
ごきぶり |
夏 |
ごきぶりを憎しむ眼子を愛する目
ごきぶりをにくむめこをあいするめ |
並 |
|
2016年6月23日 |
146回 |
蜻蛉生る |
夏 |
蜻蛉生る川底に朽つる下駄
とんぼうまるかわぞこにくつるげた |
人 |
|
2016年6月10日 |
145回 |
蜜柑の花 |
夏 |
都会より蜜柑の花の似合ふ妻
とかいよりみかんのはなのにあうつま |
人 |
|
2016年5月27日 |
144回 |
鮓 |
夏 |
鮓握るサラリーマンの父の趣味
すしにぎるさらりーまんのちちのしゅみ |
並 |
|
2016年5月12日 |
143回 |
菜種梅雨 |
春 |
菜種梅雨有平棒のZ巻き
なたねつゆありふらぼうのぜっとまき |
並 |
|
2016年4月28日 |
142回 |
海胆 |
春 |
海胆摘む私はとうに大人です
うにつまむわたしはとうにおとなです |
並 |
|
2016年4月14日 |
141回 |
貝寄風 |
春 |
貝寄風や船場言葉のまろやかさ
かいよせやせんばことばのまろやかさ |
並 |
|
2016年4月1日 |
140回 |
馬鈴薯植う |
春 |
渺茫の地を母として馬鈴薯植う
びょうぼうのちをははとしてばれいしょうう |
人 |
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2016年3月17日 |
139回 |
雉 |
春 |
若冲の庭に放たる雉子かな
じゃくちょうのにわにはなたるきじこかな |
並 |
|
2016年3月3日 |
138回 |
野焼 |
春 |
縄文の農家の衆の野焼かな
じょうもんののうかのしゅうののやきかな |
並 |
|
2016年2月18日 |
137回 |
伊予柑 |
春 |
伊予柑をリュックにふたつ山ガール
伊予かんをりゅっくにふたつやまがーる |
人 |
|
2016年2月5日 |
136回 |
冬凪 |
冬 |
冬凪を眼下に望む丸き窓
ふゆなぎをがんかにのぞむまるきまど |
人 |
|
2016年1月21日 |
135回 |
歌留多 |
新年 |
歌留多詠む節に驚き躊躇の手
かるたよむふしにおどろきちゅうちょのて |
並 |
|
2016年1月7日 |
134回 |
山眠る |
冬 |
山眠り球子の握る筆数多
やまねむりたまこのにぎるふであまた |
並 |
|
2015年12月24日 |
133回 |
蜜柑 |
冬 |
好物の一位に推せる蜜柑かな
こうぶつのいちいにおせるみかんかな |
並 |
|
2015年12月10日 |
132回 |
ねんねこ |
冬 |
ねんねこを揺らして泣けり固太り
ねんねこをゆらしてなけりかたぶとり |
人 |
|
2015年11月26日 |
131回 |
葱鮪 |
秋 |
弁当の隅に昨夜の葱鮪かな
べんとうのすみにさくやのなぎまかな |
並 |
|
2015年11月12日 |
130回 |
秋刀魚 |
秋 |
秋刀魚焼く秋刀魚用てふ長き皿
さんまやくさんまようというながきさら |
人 |
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2015年10月23日 |
129回 |
栗 |
秋 |
栗を剥く刃物持つ手に気合入る
くりをむくはものもつてにこあいいる |
並 |
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2015年10月23日 |
128回 |
秋の雲 |
秋 |
アキノクモユメハオホキクハテシナク
あきのくもゆめはおおきくはてしなく |
並 |
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2015年10月15日 |
127回 |
秋風 |
秋 |
秋風に群れの鬣耀けり
あきかぜにむれのたてがみかがやけり |
人 |
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2015年10月1日 |
126回 |
蓮の実 |
秋 |
蓮の実飛ぶ縄文人も見つらむか
はすのみのとぶじょうもんじんもみつらむか |
人 |
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2015年9月18日 |
125回 |
秋の蝶 |
秋 |
楼閣をふらふら見上ぐ秋の蝶
ろうかくをふらふらみあぐあきのちょう |
人 |
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2015年9月10日 |
124回 |
枝豆 |
秋 |
枝豆の鞘切る音は確か父
えだまめのさやきるおとはたしかちち |
人 |
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2015年9月3日 |
123回 |
桔梗 |
秋 |
帰国して花舗の装ひ桔梗等
きこくしてかほのよそおいききょうなど |
並 |
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2015年8月20日 |
122回 |
蜻蛉 |
秋 |
乳飲み児の吾を抱く父ちちろ虫
ちのみごのわれをだくちちちちろむし |
人 |
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2015年8月13日 |
121回 |
ハンカチ |
夏 |
ハンカチの刺繍の解れ肌に触れ
はんかちのししゅうのほつれはだにふれ |
人 |
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2015年8月6日 |
120回 |
葛餅 |
夏 |
葛餅と旅公演のポスターと
くずもちとたびこうえんのぽすたーと |
人 |
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2015年7月30日 |
119回 |
百物語 |
夏 |
笑はれて百物語終りけり
わらわれてひゃくものがたりおわりけり |
人 |
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2015年7月23日 |
118回 |
登山 |
夏 |
心根を晒す独りの登山かな
こころねをさらすひとりのとざんかな |
並 |
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2015年7月16日 |
117回 |
目高 |
夏 |
目高飼ふニックネームを付けて飼ふ
めだかかうにっくねーむをつけてかう |
並 |
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2015年7月9日 |
116回 |
南風 |
夏 |
ゴム手袋を裏にして干す南風
ごむてぶくろをうらにしてほすみなみ |
並 |
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2015年7月2日 |
115回 |
金魚玉 |
夏 |
金魚玉瀬戸物店の上の棚
きんぎょだませとものてんのうえのたな |
並 |
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2015年6月25日 |
114回 |
六月 |
夏 |
六月の甘き香りの新所帯
ろくがつのあまきかおりのしんじょたい |
並 |
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2015年6月18日 |
113回 |
高菜 |
夏 |
漬物にされて名を売る高菜かな
つけものにされてなをうるたかなかな |
並 |
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2015年6月11日 |
112回 |
滴り |
夏 |
滴りの音羊水の中の音
したたりのおとようすいのなかのおと |
並 |
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2015年6月5日 |
111回 |
初夏 |
夏 |
汕頭の絹の刺繍や夏始
すわとうのきぬのししゅうやなつはじめ |
人 |
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2015年5月14日 |
110回 |
黄金週間 |
春 |
黄金週間調整済の勤務表
おうごんしゅうかんちょうせいずみのきんむひょう |
人 |
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2015年5月7日 |
109回 |
春の月 |
春 |
膝を折り休む駱駝や春の月
ひざをおりやすむらくだやはるのつき |
人 |
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2015年4月30日 |
つば九郎の傘突上げて春の月
つばくろうのかさつきあげてはるのつき |
並 |
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108回 |
暖か |
春 |
暖かやマクドナルドのカフェテラス
あたたかやまくどなるどのかふぇてらす |
並 |
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2015年4月23日 |
107回 |
花冷え |
春 |
花冷やガラスの床より見る真下
はなびえやがらすのゆかよりみるました |
人 |
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2015年4月16日 |
106回 |
花種蒔く |
春 |
花種蒔く子の初めての句を褒めり
はなだねまくこのはじめてのくをほめり |
人 |
|
2015年4月10日 |
105回 |
水草生う |
春 |
子宮蹴る足らしきもの水草生ふ
しきゅうけるあしらしきものみくさおう |
人 |
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2015年4月2日 |
104回 |
三月 |
春 |
三月の芯直折れるシャープペン
さんがつのしんすぐおれるしゃーぷぺん |
人 |
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2015年3月26日 |
103回 |
水菜 |
春 |
あれほどの水菜を湯でてこれほどに
あれほどのみずなをゆでてこれほどに |
並 |
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2015年3月19日 |
102回 |
春の風 |
春 |
ランナーよ春風の中走り込め
らんなーよしゅんぶうのなかはしりこめ |
並 |
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2015年2月27日 |
101回 |
蛤 |
春 |
蛤のQと鳴いたる金だらい
はまぐりのきゅとないたるかなだらい |
人 |
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2015年2月20日 |
100回 |
白梅 |
春 |
白梅やハンドバッグの御朱印帳
はくばいやはんどばっぐのごしゅいんちょう |
人 |
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2015年2月13日 |
99回 |
冬服 |
冬 |
冬服の変りたる駅変りたる
ふゆふくのかわりたるえきかわりたる |
人 |
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2015年2月6日 |
98回 |
採氷 |
冬 |
採氷の浮く重さうに軽さうに
さいひょうのうくおもそうにかるそうに |
人 |
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2015年1月29日 |
97回 |
冬芽 |
冬 |
冬芽満つ一歩踏出す力満つ
ふゆめみついっぽふみだすちからみつ |
並 |
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2015年1月22日 |
96回 |
寒蜆 |
冬 |
酔ひ覚ます椀をはみ出す寒蜆
よいさますわんをはみだすかんしじみ |
並 |
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2015年1月15日 |
95回 |
福引 |
新年 |
福引や人の不運をほくそ笑む
ふくびきやひとのふうんをほくそえむ |
並 |
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2015年1月8日 |
94回 |
冬至粥 |
冬 |
歳問はれ厄年と言ひ冬至粥
としとわれやくどしといいとうじがゆ |
人 |
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2014年12月25日 |
93回 |
牡丹鍋 |
冬 |
彫刻を施す座卓牡丹鍋
ちょうこくをほどこすざたくぼたんなべ |
人 |
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2014年12月18日 |
92回 |
鯨 |
冬 |
斯くも大なり白長須鯨とは
かくもだいなりしろながすぐじらとは |
人 |
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2014年12月12日 |
アフリカに入りて鯨を見たりけり
あふりかにいりてくじらをみたりけり |
なし |
今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●アフリカ旅行でフォルス湾の鯨を遠目で見たことがあります。泉鏡花の「京に入りて市の鯨を見たりけり」をまねしました。だめでしょうか。/ヤッチー
○うっかり似たような句になることはあるかとは思いますが、せっかくアフリカで鯨をご覧になった訳ですから泉鏡花を越える名句に挑戦してください♪ |
2014年12月9日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長へ黄落の回で大阪華子さんのお句を私が納得していないことを組長に見抜かれてしまいました。丁寧な講評を頂きありがとうございました。しっかりと納得させていただきました。杉本とらをさん、丸山清子さんも組長の答えに納得しましたとコメントをくださいました。個人授業を受けたようなお得感のある火曜日本当にありがとうございました。大阪華子さん組長から素晴らしい講評がいただけて得しちゃいましたね。/ヤッチー
○切磋できる仲間がいるのは頼もしいことですね♪ |
2014年12月9日 |
91回 |
冬の鵙 |
冬 |
立川の基地の跡地を冬の鵙
たちかわのきちのあとちをふゆのもず |
人 |
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2014年12月4日 |
90回 |
ジャケット |
冬 |
転寝に夫の匂ひのジャケツ掛く
うたたねにつまのにおいのじゃけつかく |
並 |
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2014年11月27日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長へ、黄落の回で大阪華子さんのお気に入り「黄落や喪服に黒きハイヒール」が人選に入りました。華子さんおめでとうございます。華子さんはご自分のブログにポストの投句を発表前にアップしています。水曜日に私がこのお句に「喪服のとき黒以外の色の履物をはくかしら?喪服で黒って当たり前ではないでしょうか」とクレームをつけました。(ヤッチーがクレームをつける。音俳句にありましたね。組長、台所さん、とらをさん思いだしましたか)次に丸山清子さん、杉本とらをさんが私と同じ意見を私より優しくやんわりとコメントしました。次に写俳亭みのさんが華子さんを応援するコメントを載せました。そして発表の木曜日。私はこのお句が人選に載ったのを見て愕然としました。組長の選句眼についていけない私がなんと未熟であったかと自分を責めるしかありませんでした。華子さんは感覚の違いで選者の感性がすべてだとは思わないけどと慰めてくださいましたが。このように私達がポストに投句する句を皆さんで意見交換(私だけがクレームをつけてかきまわしている?)しているということを組長にお知らせしたくてコメント書かせていただきました。華子さんはじめ皆さんには了解無しでコメントを書いてしまいましたが事後承諾と言うことでお許しください。/ヤッチー ○忌憚の無い意見を交わせる仲間がいて、場があるということは実に羨ましいことです。さて、問題となっている句の中七下五のフレーズ「喪服に黒きハイヒール」だけを取り上げれば、ヤッチーさんの指摘の通りですが、この句は「喪服に黒きハイヒール」をクローズアップすることによって季語「黄落」を表現しようとしています。「黒き喪服のハイヒール」ではダメですが、「喪服に黒きハイヒール」と描写することによって、中空から降る「黄落」のひかり、「喪服」の人物、足元の「黒きハイヒール」が順に映像として再生されます。そして、その「黒きハイヒール」が踏む明るい落葉が再度認識されるという作りになっていることも、この句の工夫ですね。 |
2014年11月25日 |
89回 |
神無月 |
冬 |
凶を引き泣こか笑をか神無月
添削句
凶を引き泣こか笑おか神無月
きょうをひきなこかわらおかかんなずき |
なし |
今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長に質問です。日本語がわからなくなってしまいました。「泣こうか笑おうか」を言いたいのですが「泣こか笑おか」と表現してよいのでしょうか。また「笑おか」は「笑をか」で「お」の古語「を」にしましたがこれもよくわかりません。お教えください。/ヤッチー
○「泣こか笑おか」は、「泣こうか笑おうか」を縮めた口語表現なのでしょう。話し言葉をそのまま俳句に取り込んだ表現でもあります。ならば、そのまま「泣こか笑おか」でいいんじゃないかな。「笑う」を、歴史的仮名遣いで書けば「笑ふ」ですから、「笑を」になることはあり得ないですね。この句の場合でしたら、現代仮名遣いで書いたのでよいのではないでしょうか。 |
2014年11月11日 |
88回 |
夜寒 |
秋 |
閉店の音楽流れ夜寒かな
へいてんのおんがくながれよざむかな |
人 |
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2014年11月6日 |
87回 |
黄落 |
秋 |
黄落を掃く丁寧に丁寧に
こうらくをはくていねいにていね |
並 |
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2014年10月30日 |
86回 |
鰡 |
秋 |
釣り人の知り得てをりぬ鰡の旬
つりびとのしりえておりぬぼらのしゅん |
並 |
|
2014年10月23日 |
85回 |
万年青の実 |
秋 |
ドロップの赤は何味万年青の実
どろっぷのあかはなにあじおもとのみ |
人 |
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2014年10月16日 |
84回 |
後の月 |
秋 |
手作りの茶巾絞りや後の月
てづくりのちゃきんしぼりやのちのつき |
並 |
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2014年10月9日 |
83回 |
不知火 |
秋 |
不知火や宇宙の謎の限りなし
しらぬいやうちゅうのなぞのかぎりなし |
並 |
|
2014年10月2日 |
82回 |
落とし水 |
秋 |
映る物皆音となる落し水
うつるものみなおととなるおとしみず |
人 |
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2014年9月25日 |
81回 |
秋燕 |
秋 |
神宮に飛ぶ秋燕とホームラン
じんぐうにとぶしゅうえんとほーむらん |
人 |
|
2014年9月18日 |
80回 |
名月 |
秋 |
名月や初潮出産閉経期
めいげつやしょちょうしゅっさんへいけいき |
並 |
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2014年9月11日 |
名月に先づはと懲りず酒を盛る
めいげつにまずわとこりずさけをもる |
並 |
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2014年9月11日 |
79回 |
秋草 |
秋 |
秋草の香りある物摘みにけり
あきくさのかおりあるものつみにけり |
人 |
|
2014年9月4日 |
78回 |
猿の腰掛 |
秋 |
下山者の話の端に猿の腰掛
げざんしゃのはなしのはしにさるのこしかけ |
人 |
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2014年8月21日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長様スタッフの皆様いつもお世話様になっております。炎天の回で人選ありがとうございました。このときの句で「象の背(ぞうのせな)」と詠みましたがこの「せな」につての質問です。広辞苑で「せな」を引くと「背」の字になっていましたので「背」を使いましたが、インターネットで調べると<俳句の「せな」は「背ナ」と書く>とありました。また例句でも「背ナ」ばかりで「背」だけだと「せ」と詠ませる句になっていました。広辞苑にのっていたので間違いではないと思いますが「背ナ」としたほうがよいのでしょうか。お教えください。/ヤッチー
○私も確認しましたが、広辞苑にも載っている用法ですから、気になさる必要はないかと思います。勿論、「背ナ」という表記に拘る俳人もいらっしゃるとは思いますし、「背ナ」とすることで味わいのでる句もありますが、少なくともヤッチーさんの句の場合は、「象の背」の方が似合っていると思いますよ。 |
2014年8月19日 |
77回 |
法師蝉 |
秋 |
猫八に鳴き真似さるる法師蝉
ねこはちになきまねさるるほうしぜみ |
並 |
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2014年8月14日 |
76回 |
夏深し |
夏 |
書きかけの誤字の絵日記夏深し
かきかけのごじのえにっきなつふかし |
人 |
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2014年8月7日 |
75回 |
炎天 |
夏 |
炎天の匂ひ染込む象の背
えんてんのにおいしみこむぞうのせな |
人 |
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2014年7月31日 |
74回 |
蓮 |
夏 |
蓮の香の漂ふ地こそ浄土とや
はすのかのただようちこそじょうどとや |
人 |
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2014年7月24日 |
眩暈して後光の見ゆる蓮の花
めまいしてごこうのみゆるはすのはな |
並 |
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2014年7月24日 |
73回 |
青田 |
夏 |
青田風悪阻の波の押し寄せり
あおとかぜつわりのなみのおしよせり |
並 |
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2014年7月17日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
◆「人」「地」「天」〜ベム・ベラ・ベロ俳人たちより
●蛍の回の人選地選ありがとうございました。巷では天・地の解釈が難しいといわれているようです。私も組長の講評を読まなければたぶん選句をしないかも知れないと思うことがあります。
私の句も、私が詠んだときよりも、組長の講評によりレベルアップしてくださっているように感じました。ありがとうございました。/ヤッチー
○地選以上の作品は、私自身が勉強させてもらってるな〜としみじみ思う句ばかりです。
佳きライバルたちが着々と増えてくる『俳句ポスト365』は、ワタクシ自身を鍛えてくれる大事な場となりつつあります。 |
2014年7月16日 |
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今週のお便り&俳句道場 ■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●俳句の三行改行表示について丁寧な解答ありがとうございました。納得いたしました。/ヤッチー
○ヤッチーさんの真摯な向学心に、こちらも触発されております。 |
2014年7月15日 |
72回 |
川開 |
夏 |
川開鍛ふる声の大向かふ
かわびらききたえるこえのおおむこう |
並 |
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2014年7月10日 |
川開彼に内緒の鼻緒擦れ
かわびらきかれにないしょのはなおずれ |
並 |
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2014年7月10日 |
71回 |
ソーダ水 |
夏 |
ソーダ水弾けて消えて欲しき事
そーだすいはじけてきえてほしきこと |
並 |
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2014年7月3日 |
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今週のお便り&俳句道場 ■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長に質問です。「分かち書き」についてです。「俳句は五七五の間を空けず一行に書く」を私は貫いています。投句サイトで「分かち書き」で発表されるところには投句しないというこだわりも持っています。テレビの「HNK俳句」の入選句の表示方法が3行の改行表示になっています。私はこの表示を「分かち書き」ではないと思って時々投句をしています。でもこれも「分かち書き」というのでしたら、今後投句を控えようと思うほど「分かち書き」にこだわっている頑固ものです。3行の改行表示についてお教えください。/ヤッチー ○テレビの三行書きは、画面サイズの都合!というのが正直な理由だと思います。テレビの俳句番組にかかわる時は必ず「俳句は一行に五七五の間を空けずに書くのが正しい表記です」と主張しますが、多くの場合は「画面が四角いので」という理由で「三行にさせて下さい」と言ってきます。NHK『俳句王国』の場合は、担当者から「三行書きにするか、二行書きにするか」という確認がきます。そういう意味では、テレビ側の理由で多行書きにすることに、遠慮深い思いを持って下さってるのかなと思います。以前、NHK松山局の番組で、縦一行書きにこだわって、強引にやってもらったことがあります。画面の端に細長く載せたのですが、「視聴者から、見にくいという声も出ているので……」と担当者に泣きつかれ、憮然とした思いで三行書きを許容したこともありました。 このネット俳壇の縦書きを泣く泣く許容しているのと同じで、テレビ俳壇の三行書きもシブシブ許容している、というところです。 |
2014年7月1日 |
70回 |
紫陽花 |
夏 |
あぢさゐを雨女つれみにゆかむ
あじさいをあめおんなつれみにゆかん |
人(193句) |
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2014年6月26日 |
69回 |
蛍 |
夏 |
象の見る夢にもきつと蛍飛ぶ
ぞうのみるゆめにもきっとほたるとぶ |

地(7句) |
こちらはまさにファンタジー。
あの大きな「象」はきっと「夢」を見るに違いない。
そして「象の見る夢」の中にも、今夜の見事な「蛍」の残像が飛び交うに違いない。
この発想の根底には、今宵の「蛍」に感動した作者の思いがたゆたっています。 |
2014年6月20日 |
蛍飛ぶ夜の営みの生臭き
ほたるとぶよのいとなみのなまぐさき |
人(149句) |
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2014年6月19日 |
68回 |
植田 |
夏 |
機内より見ゆる植田や日本国
きないよりみゆるうえたやにほんこく |
人(172句) |
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2014年6月12日 |
67回 |
シャワー |
夏 |
虹色を描くハワイのシャワーかな
にじいろをえがくはわいのしゃわーかな |
並(192句) |
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2014年5月29日 |
66回 |
麦 |
夏 |
麦の波スペリオパイプの音を乗せ
むぎのなみすぺりおぱいぷのおとをのせて |
人(125句) |
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2014年5月22日 |
65回 |
守宮 |
夏 |
握手してみたき守宮の五本指
あくしゅしてみたきやもりのごほんゆび |
並(175句) |
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2014年5月15日 |
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今週のお便り&俳句道場 ■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長お世話様になっております。 4月23日のお便りコーナーで取り上げてくださった「蘆の角」の回の件ですが下記のメールが確かに届いておりました。 <俳句の投稿を受付いたしました【俳句ポスト365】2014年3月17日 月曜日 午前7:07From: "【自動送信】俳句ポスト365" > 組長もスタッフの方もご苦労様でございます。宜しくお願いいたします。組長に名前をおぼえていたたいて嬉しいかぎりです。あとは組長にお会いすることが沢山ある夢の中の一つです。一度チャンスを逃がしてしまっているので(第2回瀬戸内松山写真俳句の表彰式)夢を現実にすべく物の1番に位置しております。/ヤッチー
○ヤッチーさん、情報ありがとう!どういう状況で起こった問題なのか、探ってみますね。いつかお会いできる日を願っております♪ |
2014年5月14日 |
64回 |
籐椅子 |
夏 |
あぶな絵の小道具となる籐の椅子
あぶなえのこどうぐとなるとうのいす |
並(198句) |
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2014年5月8日 |
63回 |
ライラック |
春 |
プードルの解す仏語やライラック
ぷーどるのかいすふつごやらいらっく |
人(162句) |
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2014年5月1日 |
62回 |
蛍烏賊 |
春 |
蛍烏賊交へ故郷語る祖母
ほたるいかまじえふるさとかたるそぼ |
並(236句) |
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2014年4月24日 |
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今週のお便り&俳句道場 ■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長お世話様になっております。私は俳句ポスト365の第1回から投句をしています。その投句は今まで並・人・地を選句していただき、またお便り&俳句道場にも載せていただいていましたが「蘆の角」で始めて没句になりました。実力がなかったのでしかたがありませんが、約200句の中に入らなかったことは相当なショックでした。投句が選句されることは嬉しいことです。毎回自分の名前が載っていることで胸をなでおろしていました。しかし没句になったことで没句を恐れていたたがが外れ何だか気持ちが楽になったような気がしています。そしてもっと大らかな気持ちで投句を楽しもうと思うようになりました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。/ヤッチー
○ヤッチーさん、兼題「蘆の角」の時だったかどうか、覚えてないのですが、選句を終えて「あれ?今週はヤッチーさんの投句なかったな」と思ったことが一度ありました。その週、投句確認メールは届いておりましたでしょうか。投句確認メールが届いていて、選句フォームに反映されてないとすれば、また別な問題が発生している可能性もありますので、ご確認できるようでしたら、投句確認メールの有無を調べていただけますか? |
2014年4月23日 |
61回 |
巣箱 |
春 |
通販の送料無料てふ巣箱
つうはんのそうりょうむりょうというすばこ |
並(169句) |
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2014年4月17日 |
巣箱から鳥語聴取る音G氏
すばこからちょうごききとるおとじいし |
俳号+コメント
ヤッチー@音G氏とは知る人ぞ知るのサウンドデザイナーの岡田氏です |
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今週のお便り&俳句道場 ■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
●組長へお礼と質問です。「伊予柑」の回では並に選んでいただきありがとうございました。 しかし字を間違えて「伊予甘」で投句してしまいました。組長の広いお心で選句していただきましたがこのような場合どうしたらよいのでしょうか。選句がとりさげられる、字を書き名をして添削あるいは推敲したことにするなどお教えください。宜しくお願いいたします。/ヤッチー
○今回のような、明らかな変換ミスの場合は、それを含んでの選句にしています。変換ミスかどうかが確定しにくいものについては原句どおりで掲載(あるいはボツ)ということにしております。 |
2014年4月15日 |
60回 |
馬の子 |
春 |
馬の子や出産秘話のありさうな
うまのこやしゅっさんひわのありそうな |
並(句) |
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2014年4月10日 |
59回 |
蘆の角 |
春 |
没 |
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58回 |
伊予柑 |
春 |
伊予甘の袋重たげ揺れ来る
いよかんのふくろおもたげゆれきたる |
並(199句) |
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2014年3月27日 |
57回 |
田楽 |
春 |
田楽のその薀蓄は耳にたこ
でんがくのそのうんちくはみみにたこ |
人(95句) |
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2014年3月20日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
◆愛媛マラソンとのコラボ企画! に載せていただきました。
●組長へ 、「風光る」の回で「人」と「地」をいただきありがとうございました。愛媛マラソン応援企画で商品が出ると聞き欲につられていつもより沢山投句してしまいました。勿論組長のおっしゃっていたようにマラソンを詠みこみましたがそちらの句は「人」をいただき嬉しいのに商品はだめだ!とあきらめておりましたが、思いがけずマラソンを詠み込まない句に「地」をいただき大喜びしているのに欲に目がくらんでガッカリしている自分もいるのが何とも未練がましく情けない有様です。/ヤッチー
○年に一度ぐらいかな、今回のようなコラボ企画が入ってくる予定です。是非とも、賞品をゲットすべく虎視眈々と実力をつけておいて下さい! |
2014年3月19日 |
56回 |
春菊 |
春 |
春菊の咲きて歌舞伎座桟敷席
しゅんぎくのさきてかぶきざさじきせき |
人(136句) |
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2014年3月13日 |
55回 |
ぶらんこ |
春 |
酔ひどれの夜のぶらんこ酔ひ覚まし
よいどれのよるのぶらんこよいざまし |
人(123句) |
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2014年3月6日 |
54回 |
風光る |
春 |
浄化され戻る山彦風光る
じょうかされもどるやまびこかぜひかる |

地(9句) |
前半の叙述はさらに推敲の余地があるかとは思いますが、「山彦」は「浄化」されて戻ってくるのだよという発想が素敵です。
自分の声なのに自分の声じゃないみたいな感覚の理由を、率直に解説してもらったような気分です。
「風光る」は、風の印象のみを述べた、映像を持たない季語ですが、音という要素と相性が良い季語なのだということを、今週は再認識しました。
「光る」という動詞の視覚的な印象が、逆に聴覚の要素を際立ててくれるのだなあと、実感した一週間でした。 |
2014年2月28日 |
記録へと向かふ走者や風光る
きろくえとむかうそうしゃやかぜひかる |
人(138句) |
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2014年2月27日 |
53回 |
紅梅 |
春 |
紅梅の覗く格子戸置屋らし
こうばいののぞくこうしどおきやらし |
人(133句) |
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2014年2月20日 |
紅梅や私立のおさげ髪
こうばいやわたくしりつのおさげがみ |
並(152句) |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
◆「人」「地」「天」〜ベム・ベラ・ベロ俳人たちよりに載せていただきました。
●葉牡丹の回での「地」ありがとうございました。
木曜日に名前がなく今回は没と落ち込みそうになりましたが「天地想像」して金曜日を待ったかいがありました。
でももし金曜日にも名前がなかったら「夢みたっていいじゃない…」(by鼓吟さん)とつぶやくことも想像していました。
なにはともあれ「地」に舞い上がっております。ありがとうございました。/ヤッチー
○「地」に入るということは、皆さん、ベラ俳人になられたということですね〜動詞でいうと、ベラっちゃったのか〜(笑)。
佳い句に出会うと、その句の選評が書きたくなります。
私にとっても楽しい仕事です。
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2014年2月19日 |
52回 |
二月 |
春 |
すらすらと九九を唱へつ二月来る
すらすらとくくをとなえつにがつくる |
並(100句) |
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2014年2月13日 |
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今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
◆組長へ のコーナーに載せていただきました。
●霜の回の俳句道場で始めて添削していただきました。並にも入らなかったのは残念ですが添削していただいてちょっと得した気分になりました。ありがとうございました。/ヤッチー
○得した気分になっていただけて、嬉しいよ〜ヤッチーさん♪ |
2014年2月12日 |
51回 |
節分 |
冬 |
節分の軋む雨戸を硬く閉め
せつぶんのきしむあまどをかたくしめ |
人(107句) |
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2014年2月6日 |
節分の鬼にされたる大男
せつぶんのおににされたるおおおとこ |
なし |
今週のお便り&俳句道場
■今週のお便り(●が皆さんからの投稿、○が組長コメント)
◆兼題「○○」に寄せて に載せていただきました。
●娘の旦那さんはアメリカ人で身長185センチ体重100kgです。
日本語学校で豆まきをすることになり旦那さんは鬼になって幼稚園組に乗り込むそうです。
さぞ子供たちは怖がることでしょう。
頼まれての鬼ですがまんざらでもなさそうなので
「節分の鬼になりたる大男」こちらでしょうか。/ヤッチー
○学校や幼稚園には、こんな陰の苦労があるのか(笑)。 |
2014年2月5日 |
50回 |
葉牡丹 |
冬 |
葉牡丹の並ぶ景品交換所
はぼたんのならぶけいひんこうかんじょ |

地(10句) |
「葉牡丹」がどんな場所にあるかと発想した句もたくさん届きましたが、その中でこの句、妙な現場証明があるみたいで(笑)、気に入ってしまいました。 「景品交換所」はパチンコ屋のすぐ外とか裏とかにありますよね。手にした景品を換金する場所は少々胡散臭くもありますが、そんな雰囲気を少しでも払拭するために「葉牡丹」のプランターかなんかが申し訳程度に並べられている、というこのアルアル感!そうか、「葉牡丹」の光景にはこんな場所もあったか!と、これまた別な意味で膝を打った一句でした。 |
2014年1月31日 |
49回 |
霜 |
冬 |
耳澄まし霜の生まるる声を聞く
みみすまししものうまるるこえをきく |
人(98句) |
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2014年1月23日 |
霜の花咲て日の出に散り急ぐ
しものはなさいてひのでにちりいそぐ |
なし |
今週のお便り&俳句道場
◆添削という名の杖〜♪ ○「日の出に」の「に」が散文臭くなってる原因です。ここもこの助詞の力を借りましょう。助詞「を」には、経過する時間や場所を表す働きがあります。
【添削例】 霜の花咲て日の出を散り急ぐ
○ついでにもう一つ。「咲て」は、正しくは「咲きて」あるいは(音便を発生させると)「咲いて」となります。どちらを選ぶかで、印象が少し変わりますね。
【添削例】 霜の花咲きて日の出を散り急ぐ
【添削例】 霜の花咲いて日の出を散り急ぐ
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2014年1月21日 |
48回 |
竹馬 |
冬 |
優等生竹馬だけは苦手です人
ゆうとうせいたけうまだけはにがてです |
人(65句) |
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2014年1月16日 |
47回 |
仏の座 |
新年 |
酔ひ覚めのセブンイレブン仏の座
酔いざめのせぶんいれぶんふぉとけのざ |
並(147句) |
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2014年1月9日 |
46回 |
橙 |
冬 |
橙にさいころの角当たりけり
だいだいにさいころのかどあたりけり |
人(87句) |
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2013年12月26日 |
45回 |
枯野 |
冬 |
枯野より子の泣き声か空耳か
かれのよりこのなきごえかそらみみか |
人(82句) |
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2013年12月19日 |
44回 |
室咲 |
冬 |
室咲や手掛ける人に委ねけり
むろばなやてがけるひとにゆだねけり |
並(109句) |
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2013年12月12日 |
43回 |
霜柱 |
冬 |
霜柱朝の薬を白湯で飲む
しもばしらあさのくすりをさゆでのむ |
人(89句) |
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2013年12月5日 |
42回 |
蓮根掘る |
冬 |
泥水に匂ひのありて蓮根掘る
どろみずににおいのありてはすねほる |
人(77句) |
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2013年11月28日 |
41回 |
枯葎 |
冬 |
グランドのフェンス只今枯葎
ぐらんどのふぇんすただいまかれむぐら |
並(51句) |
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2013年11月21日 |
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今週のお便り&俳句道場
●私、前に森村誠一の写真俳句コミュニティーに在籍していました(過去形)。そのときのお仲間のお名前を最近俳句ポストで目にするようになりました。先日の掲示板でグループ展のお知らせがありました。代表者が写真俳句にいらした(過去形)倉田有希さんで俳句ポストのゆきるさんであることがわかりました。グループ展の参加者の方は俳句のレベルが相当高いと私は感じています。その方たちが俳句ポストにも参加されているようです。現在俳句ポストに参加されている方達もクループ展のメンバーに勝るとも劣らない事は確かです。なのでなおさら自分の入賞の道は狭く遠のいていくようです。しかし良い句の鑑賞が出来き、組長の俳句道場及び天・地の講評で俳句の勉強が出来る俳句ポストは素晴らしい所と感謝しております。/ヤッチー
○つながる仲間、広がる仲間。いつか、そんな仲間たちと会える日を作りたいものです。「俳句ポスト365」句会ライブ!やりたいね〜♪ |
2013年11月20日 |
40回 |
初時雨 |
冬 |
コンビニの店内カフェや初時雨
こんびにのてんないかふぇやはつしぐれ |
並(137句) |
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2013年11月14日 |
39回 |
鵯 |
秋 |
鵯鳴くやイヤホン合はぬ耳の穴
ひよなくやいやほんあわぬみみのあな |
人(82句) |
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2013年11月7日 |
38回 |
鵙 |
秋 |
グロテスク様式なれや鵙の贄
ぐろてすくようしきなれやもずのにえ |
並(96句) |
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2013年10月31日 |
37回 |
木犀 |
秋 |
木犀の血気盛んと言ふ匂ひ
もくせいのけっきさかんというにおい |
人(104句) |
|
2013年10月24日 |
36回 |
夜食 |
秋 |
スマイルと手の平に載る夜食かな
すまいるとてのひらにのるやしょくかな |
並(104句) |
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2013年10月17日 |
35回 |
秋祭 |
秋 |
担ぎ手は夜勤明けです秋祭
かつぎてはやきんあけですあきまつり |
人(87句) |
|
2013年10月10日 |
34回 |
秋高し |
秋 |
秋高し転がり落つる茹で玉子
あきたかしこえおがりおつるゆでたまご |
人(88句) |
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2913年10月3日 |
なぞなぞのオシリとオナラ秋高し
なぞなぞのおしりよおならあきたかし |
なし |
今週のお便り&俳句道場
◆未来を担う子どもたち
私事で相済みません。孫娘(7歳)が今なぞなぞに夢中です。そのなかで下ネタの問題や答えが大好きで問題が解けない私を困らせて喜んでいます。ちなみにこんな問題です。「るがおならをしているところはどこ?」「おしりのちかくにあるもんはなに?」季語と離れすぎましたかね。/ヤッチー
なぞなぞ遊びも、有効な「言葉育て」だね。 |
2013年10月2日 |
33回 |
秋分 |
秋 |
秋分や二分の一に割れぬ物
しゅうぶんやにぶんのいちにわれぬもの |
なし |
今週のお便り&俳句道場
◆発想をどう広げるのか?
敢えて具体的なものを提示しない方向にもっていこうと意図していますね。 |
2013年9月24日 |
32回 |
秋の雷 |
秋 |
秋の雷キルト刺す針指を刺す
あきのらいきるとさすはりゆびをさす |
人(83句) |
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2013年9月19日 |
31回 |
椎茸 |
秋 |
干茸の出汁お日様が溶けにけり
ほしたけのだしおひさまがとけにけり |
人(66句) |
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2013年9月12日 |
30回 |
飛蝗 |
秋 |
保護色の草に飛び込む飛蝗かな
ほごしょくのくさにとびこむばったかな |
並(98句) |
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2013年9月5日 |
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よしあきくん一期一会の一句!
●よしあきくんへ。兜の○は単なるデザインと思っていましたがれっきとした蛇の目の家紋でしたか。ちなみに我家の家紋も蛇の目です。先日息子が結婚式を挙げそのとき久しぶりで蛇の目の家紋の紋付を息子が着ました。よしあきくんとは先祖でつながっているのでしょうか。奇遇ですね!/ヤッチー
○これはこれは、ヤッチー殿、御同族でござりましたか。となれば、もう赤の他人ではござりませぬ。是非とも、息子殿ご家族ご一同、「蛇の目」家紋の紋付きにて、松山城に新婚旅行に来ていただき、同族の契りを交わそうではござらぬかッ!(ま、まさか…いきなりの血判?) |
2013年9月2日 |
29回 |
鯊釣 |
秋 |
鯊釣るやスカイツリーの眺め佳し
はぜつるやすかいつりーのながめよし |
並(96句) |
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2013年8月29日 |
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ただちょっと気をつけておかなくてはいけないことがあります。それに気づいてくれてるのが、ヤッチーさんのお便り。
●「鯊釣」またも未経験の季語です。脳内吟行俳句になりました。歳時記には「鯊釣」は人事に「鯊」は動物に分類されていました。鯊がつけば全部一緒と思っていましたが、歳時記は勉強になります。/ヤッチー
歳時記は【時候・天文・地理・人事・動物・植物】のジャンルに分かれていますね。季語「鯊」は魚として動物のジャンルに入りますが、季語「鯊釣」は釣りを楽しむことに主眼がおかれますので人事のジャンルに入るというわけです。
今回の兼題はあくまでも人事の「鯊釣」ですから、そこを考慮に入れて一句を練る必要があります。動物の「鯊」とは違う「鯊釣」の一句を期待しての今週であります |
2013年8月26日 |
28回 |
桐一葉 |
秋 |
桐一葉品定めして拾ひけり
きりひとはしなさだめしてひろいけり |
人(76句) |
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2013年8月22日 |
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今週のお便り&俳句道場より
◆こんなお返事来てます!
●組長様 「校章の日々草」の件についてご丁寧な解説をしていただきありがとうございました。重箱の隅をつつくような質問をしてしまい反省をしていますが気になったことは黙っていられない性分で相すみません。今回の件で組長がおっしゃった<作り手としての私は有季定型を基本とする俳人ですが、読み手としての私は「佳い詩になっていればよい」という立場をとっています。>は無季語の件でも同じ事をおっしゃっていたのを思い出し納得いたしました。
ただ組長の<作り手としての私は、「校章の桜」「書割の菖蒲」「絵本の西瓜」のような季語の使い方は極力避けます>というお言葉に救われたような気がいたしました。
組長から<ヤッチーさんは、どの立場で季語を考えますか?>と問われました。 私はインターネットの俳句教室で学んでいますが、そこでは有季定型を基本に学んでいます。
現在は作り手としても読み手としても全面的に歳時記の季語に頼っております。今後もこの姿勢は変わらないと今は思っています。/ヤッチー
ヤッチーさんと真剣な文通してるみたいで、楽しいですね! 二十年前、私は「有季定型で作りたくない人は、一行詩という別の大陸に旅立てばいい!」と言い切っておりました。なんぞの原稿にそんなこと書いて、気炎を吐いたこともあります。いやはや、赤面ものです。 ヤッチーさんの文面の「今後もこの姿勢は変わらないと今は思っています。」の「今は」の一語がいいなあ〜。今の自分、変わっていく自分を客観的に受け止めてこその俳人。カッコイイと思います。十年後の私、二十年後の私は、どんな作品を読み解ける自分になっているだろう?!そんな期待を楽しむことも、俳句の喜びですね。
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2013年8月20日 |
27回 |
オクラ |
秋 |
刻まれて星を生み出すオクラかな
きざまれてほしをうみだすおくらかな |
並(96) |
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2013年8月14日 |
26回 |
朝凪 |
夏 |
朝凪や呼吸を止めるレントゲン
あさなぎやこきゅうをとめるれんとげん |
並(101句) |
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2013年8月8日 |
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今週のお便り&俳句道場より
◆質問きてます!
●組長に質問です。 日々草の回で地のお句に「校章の日々草は輝きぬ」がありましたが、同じように「校章の桜」「書割の菖蒲」「絵本の西瓜」なども 季語がなりたつのでしょうか。お教えください。/ヤッチー
はい、お答えします。 先週の兼題「金魚」の週でも、それに近い話がでておりましたね。絵柄として描かれている「金魚」は季語なのか、という問題です。先週も解説しましたが、「絵に描かれた『金魚』は季語として機能しない」と断ずる俳人もいれば、「絵であっても季感があればいい」と考える俳人もいます。また「季語であろうがなかろうが、佳い詩になってればいい」という主義主張を持つ俳人もいます。今回のヤッチーさんの質問も、この三択のどれを採用するか、という問題になってきます。 作り手としての私は有季定型を基本とする俳人ですが、読み手としての私は「佳い詩になっていればよい」という立場をとっています。なぜなら、「絵に描かれた『金魚』は季語として機能しない」という理由だけで、佳句を切り捨てるのは実に勿体ないことだと思うからです。実際、無季の句にも素晴らしい作品は沢山ありますものね。
校章の日々草は輝きぬ
確かにこの「日々草」は「校章」に刻印されたもので、本物の「日々草」ではありません。が、一句の背後には、よく手入れされた校内の花壇も見えてます。そこには、校章の花「日々草」が植えられ、日々の花を咲かせているに違いありません。校章となった「日々草」にまつわる校訓もあり、日々の教育活動の中でも、「日々草」に象徴される精神が培われているに違いないと、想像させられます。 ご質問の「校章の桜」「書割の菖蒲」「絵本の西瓜」は季語として成り立つのかについては、この詩語の断片だけではお答えしかねます。一句の中で、それぞれの季語がどのような光を発しているか、「虚」の姿を借りて「実」たる姿をどう体現しているか、そこを見せていただかねば、安易な判断はできません。 作り手としての私は、「校章の桜」「書割の菖蒲」「絵本の西瓜」のような季語の使い方は極力避けますが、読み手としての私はそのような使い方をした佳句に出会ったら、何の迷いもなく喜んで受け入れる、ということです。 ヤッチーさんは、どの立場で季語を考えますか?その選択もまた、一人の俳人として、自らが選び取るべき問題であります。
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2013年8月6日 |
25回 |
金魚 |
夏 |
金魚の死あつけらかんと訪れり
きんぎょのしあっけらかんとおとずれり |
人(70句) |
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2013年7月29日 |
24回 |
日々草 |
夏 |
交替の食事当番日々草
こうたいのしょくじとうばんにちにちそう |
人(73句) |
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2013年7月22日 |
23回 |
夏野 |
夏 |
二車両のスイス鉄道大夏野
にしゃりょうのすいすてつどうおおなつの |
並(113) |
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2013年7月16日 |
22回 |
合歓の花 |
夏 |
合歓の花皇后様のピアニッシモ
ねむのはなこうごうさまのぴあにっしも |
人(98) |
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2013年7月8日 |
21回 |
夏空 |
夏 |
夏空をチアリーダーの宙返り
なつぞらをちありーだーのちゅうがえり |
人(115句) |
俳号+コメント
ヤッチー@チアリーダーの笑顔は半端ではありません。
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2013年 7月 1日 |
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「よしあきくん一期一会の一句!」より
●よしあきくんに差し出がましいと思いましたが一言。「我が心に怒濤の感動を呼び起こす一期一会の一句」を楽しく拝見しています。
が、組長がたびたび「俳句の正しい表記とは」で、「俳句は五七五の間を空けず一行に縦書きするのが正しい表記です。ネット俳壇の横書きは、泣く泣く許容しております。俳句の修行の第一歩は、正しい表記から〜♪」とおっしゃっているのにもかかわらず、五七五の間を空けた俳句を選ぶのは勉強不足ではありませんか?/ヤッチー
○ヤ、ヤッチー殿……拙者、大絶句でござります。毎週「俳句道場」も読んでいながら、なんたる不明にして大馬鹿野郎。今飲んでる湯飲みの茶の中に身投げしたいほど恥じ入ってござります。今後このようなことがないよう、心して皆さま方の俳句に向かい合っていく所存。ご忠告、肝に銘じましてござるッ!(@赤面赤汗) |
2013年 6月 28日 |
20回 |
夏木立 |
夏 |
夏木立不意に口付けされにけり
なつこだちふいにくちづけされにけり |
並(98句) |
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2013年6月24日 |
19回 |
鯵 |
夏 |
初めての三枚下ろし鯵を買ふ
はじめてのさんまいおろしあじをかう |
人(48句) |
俳号+コメント
ヤッチー@昔昔の新婚時代の話。 |
2013年6月17日 |
18回 |
瓜 |
夏 |
瓜冷すバケツに野菜放り込む
うりひやすばけつにやさいほうりこむ |
人(65句) |
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2013年6月10日 |
客来たら水を流して瓜冷す
きゃくきたらみずをながしてうりひやす |
なし |
今週のお便り&俳句道場より
●こうやると良く冷えるよ!
「子供のころお客さんのために早く冷えるようにバケツに入れた瓜に水道水を流して冷やしました。一茶の『人来たら蛙となれよ冷し瓜』の『人来たら』の部分を類句しました。/ヤッチー」
←ははは!一茶のこの句も愉快、ヤッチーさんの「類句しました」も愉快。 |
2013年6月10日 |
17回 |
鵜の篝 |
夏 |
たまさかの逢瀬狂ほし鵜の篝
たまさかのおうせくるおしうのかがり |
並(84句) |
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2013年6月3日 |
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今週のお便り&俳句道場より
「済みません『鵜飼』難しいです。経験がないのでネットで見て想像するほかありません。というより妄想でしょうか。/ヤッチー」
」←ワタクシは『絶滅寸前季語辞典』『絶滅危急季語辞典』ってのを書きましたが、見たことも聞いたこともない季語ばかりでした。己の脳内吟行能力が、結構鍛えられたかもな(笑)。ネット動画吟行は困った時の虎の巻。が、やっぱホンモノ見たくなるのも俳人的好奇心〜♪
今週のお便り&俳句道場より
●鵜飼さん、知ってます?!
「子供のころ鵜飼さんという名字の背の高い友達がいました。今はどうしているのやら。/ヤッチー」←「鵜飼さん」って名字、なんの違和感もなかったのに、兼題に「鵜飼」と出てみると、ちょっと面白い、ふふ。 |
2013年6月2日 |
16回 |
蜘蛛 |
夏 |
朝蜘蛛は逃がしておやり良い子だね
あさぐもはにがしておやりいいこだね
夜の蜘蛛運の悪さを嘆きをり
よるのくもうんのわるさをなげきおり |
なし |
今週のお便り&俳句道場より
●蜘蛛を殺しちゃダメ!
「朝の蜘蛛は縁起が良いので殺さぬようにと聞かされました。夜に見た蜘蛛は縁起が悪いので殺せと聞かされました。/ヤッチー」←朝出会うか、夜出会うかが、蜘蛛の運命の分かれ道?! |
2013年5月27日 |
蜘蛛の糸龍之介よりトビー好き
くものいとりゅうのすけよりとびーずき |
なし |
今週のお便り&俳句道場より
●蜘蛛といえば「芥川龍之介」
「蜘蛛の糸といえば私は芥川龍之介の短編小説か映画のスパイダーマンです。もちろん映画のほうが好き!トビー・マグワイアが可愛い!/ヤッチー」←ふふふ、一瞬ヤッチーさんのボーイフレンドの名前を並べたのかと思ったよ(笑)。 |
2013年5月27日 |
15回 |
夏蜜柑 |
夏 |
夏蜜柑硬し今更憎いなど
なつみかんかたしいまさらにくいなど |
なし |
今週のお便り&俳句道場より
●類句しました?!
「夏蜜柑と言えば私は鈴木しづ子の「夏みかん酸つぱしいまさら純潔など」です。類句しました。/ヤッチー」
「夏蜜柑」という季語に挑む時、そこに立ちはだかるのがすでにある名句です。
「ギャ句」の原句としても登場していました鈴木しづ子「夏みかん酢つぱしいまさら純潔など」から離れられなくて、困った人も多かったようです。
「類句しました」ヤッチーさんの言葉にも、ささやかな苦悩が滲みます。 |
2013年5月20日 |
じやんけんのつづくあいこや夏蜜柑
じゃんけんのつづくあいこやなつみかん |
人(54句) |
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2013年5月20日 |
14回 |
筍飯 |
夏 |
筍飯堂々と盛るおこげかな
たけのこめしどうどうともるおこげかな |
並(89句) |
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2013年5月13日 |
13回 |
鯉幟 |
夏 |
からっぽは気楽なものよこいのぼり
からっぽはきらくなものよこいのぼり
|
人(44句) |
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2013年5月7日 |
12回 |
蚕 |
春 |
階段を上り覗き見蚕棚
かいだんをのぼりのぞきみかいこだな |
並(6) |
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2013年4月30日 |
11回 |
種蒔 |
春 |
種蒔やまだ衰へぬ上腕筋
たねまきやまだおとろえぬじょうわんきん |
並(66句) |
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2013年4月22日 |
10回 |
頬白 |
春 |
頬白や一筆認むエアメール
ほおじろやいっぴつしたたむえあめーる |
並(63句) |
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2013年4月15日 |
9回 |
芹 |
春 |
芹の香を愛でる齢になりにけり
せりのかをめでるよわいになりにけり |
並(57句) |
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2013年4月8日 |
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今週のお便り&俳句道場より
☆今週のお便り
●『俳句ポスト365』へのご感想、ご要望、ご質問
「第二回瀬戸内・松山写真俳句コンテスト」授賞式にてのコメントありがとうございました。8日にスタッフから入選の電話をいただきました。私は興奮をして舞い上がってしまいました。「後日最優秀賞が決まったら電話を入れますが無かったら他の方に決まったということでご承知ください」「授賞式が16日にありますが出席できますか?」とのお誘いがありましたが、東京に住んでいる私は舞い上がったまま即座に欠席と返事をしてしまいました。その後先生の「夏井いつきの100年俳句日記」ブログで授賞式のコメントと先生はじめスタッフの写真を拝見しました。その時点で電話も無く何方かが最優秀賞になったのだと思っていました。18日スタッフから「最優秀賞になりましたよ」との電話が入りびっくりするやらうれしいやらで電話口の私はまたまた興奮して声が上ずっていました。電話を切って落着いたとき「あ〜授賞式に行けばよかった」と後悔しました。先生もおっしゃっていますがいつか先生にお会いするチャンスがあることを楽しみに俳句を頑張って詠んでいきます。ありがとうございました。/ヤッチー」←実は、このコンテストでヤッチーさん、神楽坂リンダさん、亜桜みかりさん、魔心地さんたちと一緒に、レイさんも入賞なさっていたことが分かりました。私のブログに書き込んで下さって、初めて知りました。レイさんは福井県にお住まいのようです。なんせ俳号のお付き合い。本名が分からないものですから、失礼しました。いつか、愛媛県外の皆さんとも、交流できる日が来ますよう、楽しみにしています〜♪ |
2013年4月7日 |
8回 |
万愚節 |
春 |
万愚節魚を綺麗に食べる人
ばんぐせつさかなをきれいにたべるひと |

地(10句) |
「魚を綺麗に食べる人」って、ほんとに半端ないぐらい骨格だけを残しますよね。それを箸ではなく、ナイフとフォークでやってのける人に出会うと、もう驚嘆です! 「魚を綺麗に食べる人」というフレーズに「万愚節」を取り合わせたのは…確かに天晴れだけど、ちと呆れる?!ってニュアンスではないかなと読んだのですが、作者の意図はどうだったでしょう?
「フランス語では「4月の魚」というらしい」とのコメントが添えられていたので、調べてみました。フランス人の洒落っ気と反骨に溢れた面白いエピソード。また一つ物知りになったな〜ヤッチーさん、ありがとう〜♪ |
2013年4月1日 |
7回 |
春愁 |
春 |
断捨離と言へど春愁持て余す
だんしゃりといえどしゅんしゅうもてあます |
なし |
今週のお便り&俳句道場より
●第二回瀬戸内・松山写真俳句コンテスト〜受賞おめでとう!
断捨離と言へど春愁持て余す ヤッチー
「いらない物が多すぎます」とつぶやくヤッチーさんですが、
実は先週日曜日、松山市道後・子規記念博物館で行われた「第二回瀬戸内・松山写真俳句コンテスト」授賞式にて、
ヤッチーさんの作品が課題句部門最優秀賞に選ばれました。
ヤッチーさんは欠席だったので残念ながらお会いすることは叶いませんでしたが、いつかそのチャンスもあるでしょう〜。 |
2013年3月20日 |
6回 |
鳥帰る |
春 |
鳥帰る旅行雑誌の隅を折る
とりかえるりょこうざっしのすみをおる |
人(24句) |
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2013年3月15日 |
5回 |
春の月 |
春 |
羊羹を厚く切り分け春の月
ようかんをあつくきりわけはるのつき |
並(74句) |
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2013年3月8日 |
4回 |
日永 |
春 |
日永さや大胸筋の仁王像
ひながさやだいきょうきんのにおうぞう |
人(32句) |
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2013 年3月1日 |
3回 |
金縷梅 |
春 |
金縷梅や笑いの壺に嵌りをり
掲載後訂正
金縷梅や笑ひの壺に嵌りをり
まんさくやわらいのつぼにはまりおり |
並(53句) |
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2013年2月22日 |
2回 |
春めく |
春 |
飴切りの音一段と春めける
あめきりのおといちだんとはるめける |
人(47句) |
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2013年2月15日 |
1回 |
椿 |
春 |
手折られて恋の椿となりにけり
たおられてこいのつばきとなりにけり |
人(34句) |
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2013年2月8日 |