YouTube版ハイクロペディア
案内役 蜂谷 一人
宇多 喜代子
うた きよこ
題名 | 季語 | 季節 | 句 |
青胡桃 | 青胡桃 | 夏 | 青胡桃一期が夢であるものか あおくるみいちごがゆめであるものか |
敗戦日 | 敗戦日 | 秋 | 終戦といえば美し敗戦日 しゅうせんといえばうつくしはいせんび |
八月 | 八月 | 秋 | 八月の赤子はいまも宙を蹴る はちがつのあかごはいまもちゅうをける |
春の鳶 | 春の鳶 | 春 | だれにでも見える高さに春の鳶 だれにでもみえるたかさにはるのとび |
かぶとむし | かぶとむし | 夏 | かぶとむし地球を損なわずに歩く かぶとむしちきゅうをそこなわずにあるく |
粽結う | 粽結う | 夏 | 粽結う死後の長さを思いつつ ちまきゆうしごのながさをおもいつつ |
余り苗 | 余り前 | 夏 | いつしかに余り苗にも耳や舌 いつしかにあまりなえにもみみやした |
鷹 | 鷹 | 冬 | 鷹の目に荘厳の黄や奥熊野 たかのめにそうごんのきやおくくまの |
夏の月 | 夏の月 | 夏 | 天皇の白髪にこそ夏の月 てんのうのはくはつにこそなつのつき |
死蛍 | 蛍 | 夏 | 死蛍夜はうつくしく晴わたり しにぼたるよはうつくしくはれわたる |