旅行の準備
私の退院後、現実的に南アフリカ旅行の話合いが家族で何回ももたれた。
娘もリサーチを始めた。
2004年11月13日に新宿の<クラブツーリズム世界遺産プラザ>で<アフリカ旅行説明会>があるというので、私は娘と参加した。
そこには中高年の男女20人ほどが参加していた。
クラブツーリズムのアフリカ旅行資料は期間が8日間から18日間の8コースがあり、旅行代金は358千円から798千円であった。
資料には細かい観光案内がありその資料にもとづきビデオを見ながらアフリカの魅力を説明してくれた。
最後には質疑応答があり参加予定の人から具体的な質問などがあった。
参考にと<ダチョウの卵の置物><木彫りのキリンやゾウ><ビーズのアクセサリー>等おみやげも置いてあった。
この説明会は私と娘にとってとても有意義であった。
2004年11月19日に参加申込書を近畿日本ツーリストの担当者Sさんに送付した。
*希望旅行先 南アフリカ
*人数 5人
*旅行日程 2005年9月19日から9月25日
*航空会社 <オランダ航空>と<キャセイパシフィック航空>に乗りたい。
*ホテル <マウントンネルソンホテル>と<ザキングダムホテル>に泊まりたい。
*ワインセラーツアー <KWV>に行きたい。
*ビクトリアフォールズ <ジンバブエ>と<ザンビア>両方から見たい。
*ケープ観光 <喜望峰><ケープポイント><テーブルマウンテン>に行きたい。
*ロボスレイル <プレトリア>から<ビクトリアまで>乗りたい。
以上を具体的内容として書面にて送付した。
これらは漠然としたメモ程度の内容であった。
今後Sさんと連絡しながら細かい点を決めていくことになっていた。
2004年12月2日に人数分の申込書が送付されてきた。
この時点で、夫と息子の仕事の都合で日程を<2005年9月10日から19日>に変更。
人数も参加を予定していた娘の夫が仕事の都合で不参加となったため<4人>に変更になっていた。
私は4人分の申込書を2004年12月12日に送付した。
そして、私の南アフリカ旅行の調査は一段とエスカレートしていった。
出発予定の5ヶ月前の2005年5月9日から近畿日本ツーリストの担当者Sさんとメール連絡を取始めた。
追加及び変更のスケジュールとして
*2泊3日の<ロボスレイル>に乗ること。区間はSさんに任せる。
*<ビクトリアフォールズ>観光のヘリコプターに乗りたい。
*<カーステンボッシュ国立公園>に行きたい。
*<アグラス岬>に行きたい。
*<ビクトリアフォールズホテル>に泊まりたい。
*<ファーストクラス>に乗りたい。
等希望をメールした。
2005年5月10日、すぐに近畿日本ツーリストの担当者Hさんから返事のメールが届いた。
(担当者がSさんからHさんに変更になった)
<日程表>も添付され、心がうきうきしてきた。
その後、細かい点で色々くい違いが生じ私は家族とHさんとの板ばさみになった。
家族からは
「1人で旅行に行ったら」
などと言われ一時は家族で
「<権利放棄書>を出すか出さないか」
といった状況にもなった。
ここで、同封されていた<権利放棄書>の意味が分かったような気がした。
その間メールのやりとりは10回以上にもなっていた。
そして、これらの困難な状況を乗り越えてやっと最終的な日程を作り上げた。
2005年7月3日<確定した日程表>がメールに添付されてきた。
日程表を見ながらまたしても様々な疑問がわいてくるのであった。
しかし、Hさんとのメールを数回して、それらが落ち着いたところで2005年9月2日きれいに製本された<旅のしおり>が届いた。
表紙には<南アフリカ8泊10日>と記入されていたが、行き先は<南アフリカ><ジンバブエ><ザンビア><ボツワナ>の4カ国に渡っていた。
パスポートの出入国印が楽しみであった。
添乗員についてはプライベートでYさんが付くことになった。
出発数日前にYさん本人から電話連絡があり当日成田空港で合流することになった。
いよいよ出発が近づいてきた。
使用航空会社は
*キャセイパシフィック航空<成田から香港・ファーストクラス>
*南アフリカ航空<香港からヨハネスブルグの往復・ビジネスクラス>
*南アフリカ航空<アフリカ内移動・エコノミークラス>
*日本航空<香港から成田・ファーストクラス>
であった。
出発に先立ち日本航空の<フライトキャディサービス>を利用することになった。
これは、ファーストクラス等に搭乗する時手荷物1人1個を自宅から出発空港まで無料で配送してくれるサービスであった。
ただ、出発の前々日に配送するので娘はスーツケースのパッキングが間に合わず3人分となった。
キャセイパシフィック航空にはこのサービスがなかった。
帰国時にも有料で日本航空の<フライトキャディサービス>を利用した。
私と夫はスーツケースを配送し身軽ないでたちで出発することが今回の贅沢旅行の初めの一歩であると語り合った。