2005年9月18日

レストラン<CAPE COLONY>で2回目の朝食も、静かでゆったりと美味しく済ませた。
<マウントネルソンホテル>は事前調査で宿泊したいホテルであった。
チェックインした時はこのホテルにしたことを少々後悔してしまった。
しかしそれはその時だけで、思ってもみなかった広い部屋や、雰囲気の良いレストランや、豪華な朝食等、結果は一流ホテルに宿泊でき、最高の思い出になった。
ただ、ここでもホテルライフを楽しむ余裕がなかったことが残念であった。
<マウントネルソンホテル>のチェックアウトを済ませ<カーステンボッシュ植物園>に向かった。
テーブルマウンテンの南斜面に広がる<カーステンボッシュ植物園>は、高台の裏門から入り公園内を下って正門に行く約2時間の散策であった。



カーステンボッシュ植物園裏門出入り口(ケープタウン)

私は時間を惜しむように、初めて見る花の写真をがむしゃらに撮った。
手を休め、芝生の真ん中にたたずんでテーブルマウンテンを眺めると、吸い込まれそうな気分になった。



テーブルマウンテンの南斜面側(ケープタウン)

<カーステンボッシュ植物園>には、チャンスがあったらまた是非来たいと思った。
そして、少なくとも一週間は通いつめたいとも思った。
園内のショップで、私は<カーステンボッシュ植物園>のガイドブックを買った。
事前調査で<カーステンボッシュ植物園>には是非行きたいと思っていた。
願いが叶ったが、いかにせん時間が足りず欲求不満状態で残念だった。
専用車はケープタウン国際空港へ向け出発した。
ケープタウン国際空港でスーツケースを預ける時に、私は家族のスーツケースからロボスレイルの乗車記念のタグをはずした。
記念にとっておきたいと思ったからである。
搭乗手続きが済み、ガイドのFさんドライバーのKさんと別れの挨拶を交わした。
アフリカ内の移動はエコノミークラスと思っていたが、ケープタウンからヨハネスブルグまでの搭乗券はビジネスクラスになっていた。
そして、ケープタウン国際空港の<南アフリカ航空ラウンジ>に行くことになった。
ケープタウン国際空港はそれほど大きくなかったが<ラウンジ>は航空機が見渡せる大きなガラス張りの明るい場所であった。
飲食はウエイトレスのいるカウンターとセルフサービスの所があり、品揃えはさほど多くはなかった。
搭乗時間がせまり出発ゲートに行くと、まだゲートは開いていなかった。
この時息子が
「昨日の昼食の時にFさんが話していた<ロール状ドライフルーツ>を売っているが買わないか?」
と聞いてきた。
私が
「買いたい」
と言うと、息子がそのショップに連れて行ってくれた。
そこで、あんず味と洋ナシ味の2本の<ロール状ドライフルーツ>をクレジットカードで買った。
しかし、レジがスムーズにいかず随分時間がかかってしまい、戻った時には出発ゲートが開いていて、夫とYさんに心配をかけてしまった。
この時は、ビジネスクラスもエコノミークラスも関係なく出発ゲートを出て、滑走路を航空機が止まっている所まで歩いていった。
ケープタウンからヨハネスブルグ間の<南アフリカ航空ビジネスクラス>は29席であった。
座席はゆったりとしていたが、フルフラットにはできない前後の幅であった。
離陸後、水平飛行になると、各自のテーブルにテーブルクロスが敷かれた。
まずウエルカムドリンクの飲み物とナッツの小袋が配られた。
次に陶器の器にフルーツ、陶器のお皿にサンドイッチ、ナプキンに包まれたフォークとナイフ、そして塩と胡椒の小瓶、これらがトレーに乗せられて配られた。
約2時間のフライトは快適で、あっという間であった。
ヨハネスブルグ国際空港に着くと、最初にヨハネスブルグに着いた時の<THOMPSONS TOURING>の日本人女性スタッフが待っていた。
スーツケースを受取り、国際線ターミナルに移動した。
私達5人分のスーツケースは<THOMPSONS TOURING>の黒人男性スタッフが一人でカートに乗せて運んだ。
手続き終了後、女性スタッフと別れセキュリティーチェックをして空港内に入った。
夫は買い物でかかった税金の返金システムの手続きをした。
そして、ヨハネスブルグ国際空港の<南アフリカ航空ラウンジ>へ行った。
それほど広くはなかったがパソコンが沢山セットされていた。
飲食はカウンターにいるウエイトレスにオーダーするようになっていた。
カウンターの上には果物のトレーやクッキーのトレーなどもあり、それらは自由にチョイスできた。
夫・娘・息子は、ラウンジに荷物を置いて、空港内のショップに出かけて行った。
私は備え付けのパソコンを開き、自分のメールのチェックをしながらコーヒーをオーダーし、りんごとみかんをいただいた。
3人が帰って来たので私もショップをのぞきに行ったが、目にとまる物がなかったのですぐラウンジに戻った。
搭乗はビジネスクラスもエコノミークラスも一緒であった。
夫はデイパックにロボスレイル乗車記念のタグを付けていた。
Yさんがそれに気づき、自分の乗車記念タグをスーツケースにつけたままだったことを心配していた。
(成田空港に着いた時、ロボスレイルのタグはしっかりとYさんのスーツケースに付いていた)
搭乗券のチェックをしてゲートに入ると、ここでビジネスクラスとエコノミークラスに分かれる通路があった。
Yさんと別れビジネスクラスに入ると、往路と同じ42席であった。
席に落ち着くと、Yさんが私達の様子を見に来てくれた。
<南アフリカ航空のビジネスクラス>では添乗員がツアー客の所へ行くことはOKらしかった。
Yさんは私達の写真を撮ってくれた後、エコノミークラスに戻っていった。
いよいよアフリカの大地を後にすることになり、長かったような短かったような複雑な気持ちでシートベルトを締めた。
<南アフリカ航空ビジネスクラス>は往路と同じように快適であった。
往路では食事をパスした私であったが、今回はテーブルにテーブルクロスを敷き、真っ白な陶器に盛られたディナーとブレックファーストのコース料理を美味しくいただいた。
フライト中免税のショッピングタイムになり、往路のときに気になっていた<腕時計>を夫に買って貰った。
この<腕時計>はサウスアフリカ空港の尾翼とロゴが入り、文字盤が2つになっていた。



腕時計

ヨハネスブルグから香港までの13時間15分は疲れ知らずの快適なフライトだった。
ちなみに、往路と同じアメニティーポーチもしっかりいただいた。



南アフリカ航空ビジネスクラスアメニティーポーチ